EMBLEM 

 

「一言で例えるならそれは「雨」だった。」

彼が「仕事」をしている間、必ず雨は降っている。

人はそれを偶然と言うだろう。人はそれを狂言と取るだろう。

しかし・・それでも雨は降り続いた。

「明かりは無用。俺には剣の煌きがある。」

彼は「仕事」の最中武器を使うことはなかった。

彼の紡ぐ言葉に紋章(エンブレム)を埋め込むことにより、あらゆる武器をも凌駕する。

「あんただけには・・知られたくなかったな。」

あたりに広がるモノ。

かつては人の中を巡り、生命の糧としたものが紅く地を染めていた。

開け放たれた扉の前には彼女が立っている。

少し返り血を浴びて・・・それでも微笑んだ。

 

「それなら・・あたしがあなたの明かりになってあげる。」

 

 

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